みなさんこんにちは加藤です。
秋の気配が徐々に深まる10月。日差しは柔らかく、夜風は肌寒く感じるこの季節、腕元に「黒」を選ぶのは大人の男の嗜みだと思うんです。今回は、そんな時期にぴったりなエドックスのブラックモデル3本を、私自身の感想も交えながらご紹介します。
まず一押しは、日本限定モデルのクロノオフショア1 クロノグラフ ジャパン リミテッド エディション。

直径45mmの迫力あるケースに、1000m防水という驚異的なスペック。逆回転防止ベゼルにはハイテクセラミックを採用し、耐久性も抜群です。インデックス「1」にはブラックダイヤモンドが5石セットされ、光を受けるたびに控えめながら存在感を放つ。パワーボートレースの世界観を落とし込んだタフなデザインで、見た目も男らしく、着けるだけで気分が上がります。個人的には、このモデルの黒はただの黒じゃなく、深みがあって手元が引き締まる感じがたまりません。

次にご紹介したいのは、デルフィン オリジナル メカノ オートマティック。

1961年に登場した「デルフィン」の現代版で、EDOX853キャリバー搭載、42時間のパワーリザーブを誇ります。ブラックスケルトンダイアルとグレーPVDのケース、そしてコンビカラーのブレスレットの組み合わせは、単なる黒ではなく光の角度で表情が変わるのが魅力です。

防水は200mと日常からマリンレジャーまで安心して使える万能モデル。私自身、スケルトンのブラックは初めて手にしたとき、「男の遊び心」を感じました。フォーマルでもカジュアルでも馴染む絶妙な黒です。

そして、最後は世界限定140本のハイドロサブ クロノメーター オートマティック ラベルノワール リミテッドエディション。

スイスのカスタムウォッチブランド「LABEL NOIR」とのコラボモデルで、ブラックセラミックベゼル、マットブラックPVDケース、オキシダイジング加工のブラックダイアルと、すべてのパーツがモノトーンで統一されています。深海を思わせる奥行きのある黒は、他の時計では味わえない特別感。国内入荷はわずか5本というレア度も、腕に巻く喜びをより一層高めてくれます。

ブラックモデルの魅力は、まず何と言っても「どんなシーンでも引き締まる存在感」。一方で、デメリットとしては、傷や指紋が目立ちやすいこと。ですが、個人的にはそれも「男の時計を使い込む楽しみ」の一部だと思っています。夏の明るい色とは違い、秋の装いに馴染む落ち着きと気品も備えているのが黒の良さです。
10月の涼しくなってきた季節、ジャケットやシャツの袖からチラリと覗く黒い時計は、大人の男の手元をより引き立てます。今回ご紹介した3本、それぞれに個性があり、使うシーンや気分で選べるのも魅力。男は黙ってブラックモデル──腕元から、その存在感を楽しんでみてください。
